食用油で問題が起こっている台湾ですが、台湾茶でも産地偽装の摘発が行われました。
大手の有名茶荘が関係しており、地元の茶業界を揺るがす事件に発展しているようです。
台湾茶亦造假 混陆走私低价茶
台湾继食用油出现问题后,茶叶亦有造假事件。据中央社报道,岛内11家茶商涉嫌从大陆进口低价茶叶混充台湾茶叶出售,当中包括百年茶行「嶢阳茶行」。士林地检署昨日展开搜索,并约谈12名疑犯。全案朝「违反惩治走私条例」等罪嫌侦办。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0906/article_173671.html
台湾では食用油の問題が露見したのに続いて、茶葉でも偽装事件が起こりました。中央社の報道によると、台湾の11社の茶商に、大陸から輸入された低価格なお茶を混ぜて台湾茶として販売したという容疑が掛けられ、その中には百年茶行の「嶢陽茶行」も含まれています。士林地方検察署は、昨日捜査を実施し、12名の容疑を固めました。当局は「密輸処罰法違反」などの容疑で捜査を行っています。
検察が受けた通報によると、台北市と苗栗県にある11の茶商は、2010年~2014年の間に1kg30元~60元(台湾ドル。以下同じ)程度の価格で、大陸の茶商から茶葉を購入した後、孟という名字の男性が経営する貿易会社に渡し、虚偽の文書を提出して捜査の目を逃れていました。
<まず第三国に輸出し、緑茶烏龍茶として>
検察の指摘によると、これらの茶葉は大陸からまずタイ、シンガポールなどの第三国に輸出され、そこで転送される形で緑茶、花茶、烏龍茶として台湾に密輸されていました。
検察の話では、毎回輸入される大陸茶の数量は、1つか2つの大きなコンテナで、1つのコンテナの重さは約2万kgあり、これまでに調べた結果50回近くが輸入されています。総重量では100万~200万kgの茶葉が台湾にやって来ており、合計金額は6000万元から7000万元に及ぶとみられています。検察は茶葉の流れを追求するとともに、安い価格の大陸茶が台湾茶に混ぜられて販売された状況を引き続き捜査しています。
2010年~2014年の間にかなりの量の大陸茶が輸入され、それがどこかへ消えていたようです。第三国を経由して輸入するという念の入れようであり、悪質と言わざるを得ません。
特に今回は現地の老舗茶荘で、茶業界の要職も歴任していた人物が検挙されたという点、その規模が大がかりであったことなどから、現地の茶業界には大きな衝撃が走っているようです。