浙江省安吉県といえば、安吉白茶で有名な茶業の街です。
ただ、現在は安吉白茶のほぼ”一本足打法”という様相なので、これを多様化していきたい、という気持ちがあるようです。
そこで目をつけたのが「黄茶」なのですが、これを一気に広めることに専門家が待ったをかけています。
专家建议审慎推广安吉“黄茶”种植
安吉白茶相信喜欢饮茶的人都是知道的,但是对于安吉黄茶,或许很多人都没有听闻过。但是现在这种黄茶却是成为了茶叶市场上的新宠,因此在安吉人们也开始了安吉黄茶的种植,但是相关的专家却建议审慎推广“黄茶”种植,下面就来看看相关的内容介绍。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0405/article_155127.html
安吉白茶はお茶を好きな人ならみんな知っているが、安吉黄茶はほとんどの人は聞いたことがない。しかし、現在、この手の黄茶が茶葉市場の新たな寵児となっているので、安吉の人々は安吉黄茶を植え始めています。これについて、関係する専門家たちは”黄茶”の栽培に慎重になるよう提案しています。ここではその内容を紹介しましょう。
<まだ身分が定まっていない安吉”黄茶”>
安吉県皈山郷の観音橋村で、記者は山の麓で栽培をされている”黄茶樹”の原木を見つけました。緑茶や白茶と違い、”黄茶樹”の先端の芽や葉は一年四季を通して黄金色になっています。
皈山郷五星黄茶専業組合の土地では、見渡す限りの黄金色になっており、美しいです。
周毛毛が黄茶樹を発見したのは、1998年の冬のことでした。彼は観音橋村郭孝山の170畝の緑茶茶園を見回る仕事を請け負っているとき、「一面の緑茶の中に、ただ一本だけ葉っぱが全部黄金色だったので、そのときはすごく不思議だなと思った」。
周毛毛は、新発見の茶品種を前にどうして良いかわからなくて、「そのとき、俺たちは安吉白茶を植えることに全力を挙げていて、俺のような一農民には一人で新品種を試すなんて力はなかった」と言います。しかし、この1本の木は何年もの間、周毛毛の最大の考え事になっていました。
転機は安吉の”白葉2号”が出現したときに起こります。「安吉の霊峰寺で”白葉2号”を見た時、あれは芽と葉が全部黄色い茶樹で、お茶を作ると非常に良く売れる」。
周毛毛は、自分が山で見つけた茶樹は”白葉2号”と比べると色がもっと深く、黄金色で、きっと良い値になるはずだ、と心の中で思いました。
2006年、周毛毛はもう待てないと決断し、原木の茶樹から枝をとって挿し木しました。第1回目の挿し木は1畝に800株あまりの”黄茶”でした。
新品種の認定を経ていないので、この種の芽と葉が黄金色の茶樹を当地の農民たちは”黄茶”と呼ぶことにしました。
<茶農たちは争うように”金の珍しい”新茶を試しに栽培する>
何年かが経過して発展し、現在、安吉”黄茶”はようやく業界人たちが知ることとなりました。昨年、徐水栄と彼の仲間たちは、一気に500万元を投じ、渓龍郷で請け負った30畝の土地に”黄茶”を植えました。
まだ商売にになるかわからない茶樹に、なぜ農家はこのようなリスクを負うのでしょうか?徐水栄からすると、安吉”黄茶”の希少さと優秀な品質こそが彼が価値を認めているところです。
周毛毛の家で、彼は省の農業部が安吉”黄茶”に対して行った検査表を取り出しました。そこには、”黄茶”に含まれるアミノ酸の量は8.4~13%であり、安吉白茶の5~10%よりもやや高いことが記されていました。
彼の家で保管されていた”黄茶”を一杯淹れてもらうと、透明なガラスコップの中に黄金色の茶葉が開いていく様子は確かに美しく、お茶は少し渋みがありましたが、緑茶よりは淡く、白茶よりは濃いめでした。
しかし、現在のところ安吉”黄茶”は、まだ茶苗が売れるだけで、1本2元です。この価格は今年売られていた1本の白茶が2毛5分なのに比較すると、非常に高いものです。さらに、”黄茶”の製品茶の価格は並のものではありません。
2011年、周毛毛は第1回の”黄茶”を売り出しました。全部で25斤で、1斤あたりの価格は2400元前後。買い手は北京人だったそうです。
「今年、江蘇省、南京、上海などの茶商から、”黄茶”の製品茶を予約したいという電話が来るが、価格は1斤5000元前後に値上がりしている」と徐水栄は言います。
<専門家は”黄茶”の栽培を広げることについては慎重になるよう提案しています>
昨年初めから、徐水栄と周毛毛は協力し、安吉の渓龍、報福などの土地を請け負って、”黄茶”を栽培し始め、全力を尽くしてやるつもりです。徐水栄は、今後2年間、周毛毛と一緒に”黄茶”が新品種認定を通過するように努力し、面積を拡大し、さらに”黄茶”の香気と味をより濃くできるよう、製茶技術を進歩させたいと語ります。
安吉”黄茶”に対して、一級茶芸師の銭群英はあまりよく見ていません。
彼女は、同じような緑茶変異種で作られた”黄茶”は、その内質も茶湯の味わいも、安吉白茶とは比べるべくもない、と認識しています。「”黄茶”の優位性は外観が美しいところにあると思うが、その素質は安吉白茶には及ばない」としています。
安吉県農業局の関係者は、安吉白茶は30年の発展があって、今日の成績がある。しかし、”黄茶”はまだ茶樹の品種がまだ確定しておらず、植えるためのコストも高すぎるので、農家は盲目的に流行に乗ら内容に提案したい。市場の波によって損失を避けるためにも」。
彼女は、もう少し新品種としての栽培の研究開発を行えば、”黄茶”はよりよい品種を選抜し、推奨品種になることもあるかもしれないと提示しています。
省の農業局の茶葉科科長は、”黄茶”の品種特性をもう少し明確に区別できれば、たとえば”黄茶”の生化学成分や有効成分と安吉白茶の差がはっきりとすれば、新品種の開発に進めることができるだろう。差があまり大きくないのであれば、補助的な製品の開発に利用できる、と見ています。
この種の黄茶は、普及に当たってはまだ注意が必要で、結局現在のところこのお茶の身分が確定していません、さらに、安吉白茶と比較しての優位性もまだ語れない状態なので、この種の新品種茶樹にごまかされないよう、栽培には慎重になって下さい。
”黄茶”といっても、六大分類にある製法としての黄茶ではなく、農民が発見した新品種だそうです。
しかし、珍しければすぐに新品種として登録されるわけではなく、専門家によってさまざまな角度から分析をされる必要があります。
この品種がこれからどうなるかはわかりませんが、茶樹を発見した人たちが、お茶の世界にあるチャイナドリームを掴もうと必死に奮闘している姿が見えてきますね。