中国茶ファンのためのデータベース&ニュース

  1. 産地情報
  2. 2 view

道路に面した茶園のお茶は大丈夫か?

今年、日本でも大きな話題となったPM2.5などに代表される中国の大気汚染問題。
一連の報道を通じ、中国の車の排気ガスは製油技術の問題から、日本の排気ガスよりもかなり有害物質が含まれていることが、日本にいる私たちの知るところとなりました。
そうなってくると、「そういう排気ガスにさらされる、道路沿いの茶園のお茶は大丈夫なのか?」という疑問が出てくるわけですが、どうも現地でも問題になっているようです。

 

西湖龙井茶一级保护区茶园要改造了

马路和茶园间种树,打造绿色屏障

长在马路边的西湖龙井茶树,如何让它跟长在山上的一样,呼吸着新鲜的空气?

从昨天开始,西湖街道就对西湖龙井茶一级保护区进行了一次梳理,要把那些靠近主干道路的茶园,都“揪”出来。

今年6月,就要在茶园和马路之间,树起一道天然的绿树屏障,保护西湖龙井免受汽车尾气的污染。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0328/article_154767.html

 

記事では、都会に近い茶産地であり、かつ観光地ともなっている浙江省杭州市の西湖龍井茶の茶園の話題が紹介されています。

どうやら地元政府が西湖龍井茶の一級保護区にある茶園について、道路際にある茶樹を間引いて、これを別の木に植え替えるという作業を始めるようで、昨日からその整理に取り掛かり始めたとのこと。
今年6月には茶園と道路の間には、一種のグリーンベルトが設けられることになり、茶樹が排気ガスに直接さらされることを防ぎたい狙いのようです。

このような対策が取られるようになったのは、微博(ミニブログ。中国版Twitter)でのある一つのつぶやきからだったようです。
それは「龍井茶の鉛の出どころ」という西湖龍井茶には鉛が含まれているという内容で、これがネット上を駆け巡ったのです。

これを受けて、農業部の茶葉品質管理検査センターが、西湖龍井茶の各生産地から23のサンプルを取り寄せて検査した結果、鉛が含有されているものは1つもなく、すべて合格でした。

しかし、茶農家たちは、道路のそばにある木で作られた西湖龍井茶が、山の上の方の木から作られたお茶よりも品質が劣ることを内心よくわかっていました。

茶葉というのは、芽が出て、それを摘み、釜で炒めて製造し、発売されます。
このプロセスの中には、茶葉を水を使って洗うことはないため、茶葉の上についたほこりは、全て雨水によって流されていることに頼るしかありません。
もし、杭州では長期間雨が降らなかったとしたら、ほこりは茶葉の上に薄く溜まったままでしょう。

これが道路により近い茶園であれば、ほこりの量はさらに増えます。
車が道路を走り抜けるときに排出された排気ガスは、飛散し、ちょうど良い高さにある茶樹に量の多少はありますがかかります。そして、汚染物質が茶葉の表面につく可能性もあります。

 

地元政府は大掛かりな活動を今月末から始めます。
梅家塢の梅霊南路、双峰村の沿線、茅家埠の梅霊路、これらの地域の茶園は道路に比較的近く、多くは道路から5m~10mの位置にあり、最も近いものではわずか3mしかありません。
このため、道路の両側にグリーンベルトを設け、茶樹に直接排気ガスが当たらないようにします。

ただ、茶園の外側に植える木については、非常に多くの研究を行っています。
まず、木の種類ですが、景観を維持するためにも、高すぎてはいけないということで、1.6m程度の高さに収まるものであることが必要です。。
また、茶園の土壌にある養分や水分を奪わないよう、樹勢も強すぎないものでなければなりません。
この外周に植える木については、まだ調整を行っているそうです。

 

もう一つの対策として、外出の際には車を使わないように呼びかけをしています。
西湖龍井茶が排気ガスによる汚染の影響を最小限に食い止めたいのならば、最も直接的な方法は車を少なくすることです。

梅家塢を例にとると、梅霊南路の通り沿いは両側とも茶園になっています。
連休になると、茶園は公園に変貌し、連日多くの観光客を受け入れ、1万人を超えることもあります。
そのうえ、こうした観光客の多くは自家用車で来るので、道路は狭く、路上駐車も多いため、渋滞が頻発しており、それらが排気ガスを一斉に放出するので、人ばかりではなく、貴重な茶樹も影響を受けてしまいます。

多くの梅家塢の茶農家たちは、「多くの観光客が遊びに来て、茶葉を買い、農家料理を食べて行ってくれるのは、我々の収入も増えるので大歓迎だ。 しかし、できるだけ公共の交通機関を利用し、自家用車で来ることを少なくして、茶園で写真を撮り、茶園の周りの環境を保護するように注意しながら、CO2の少ない旅行をして欲しい」と話しています。

 

連休の西湖周辺に行かれた方なら分かると思いますが、非常に深刻な渋滞が発生する場所です。
グリーンベルトを作ったぐらいで何とかなるとは思えませんが、こういう事情は頭に入れておいた方が良いかと思います。
ほこりの問題を気にする方は軽く洗茶をするとか、どうも排気ガスが気になるというのであれば、無公害茶園をうたう浙江龍井の産地があるので、そこのものを選ぶとか、対処法はいろいろありますので。

産地情報の最近記事

  1. 日本と貴州のお茶の縁

  2. 六大分類を網羅する開化県の茶業者

  3. 蒙頂甘露の品種検討会

  4. プーアル茶の品質は何故優れているのか?

  5. 石阡苔茶の産地

関連記事

PAGE TOP