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2012年の雲南の茶業動向を振り返る

中国国内でも生産量でトップに立つ雲南省。
昨年の雲南省の茶業界を振り返る記事がありましたので、ご紹介します。

 

2012年云南茶叶产业发展情况分析

在全国茶价略降的大势下,“云茶”逆势加速产业升级。去年,云南省茶产业实现茶叶种植面积、产量、产值、价格、茶农收入“五增”;茶叶综合产值达223.29亿元,同比增加53.29亿元,增幅达31.34%;600万茶农来自茶产业的人均纯收入达924元,增幅34.11%。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0212/article_157455.html

 

全国的にお茶の価格が少し落ちているが、雲南省の茶はこうした逆風の中でも成長を実現した。
昨年、雲南省の茶業は、「茶の栽培面積」「茶の生産量」「茶の出荷総額」「茶の価格」「茶農家の収入」全てが増加する「五増」となった。

昨年、雲南省は瀾滄など10の茶産地を選定し、その地域のリーディング企業とともに1000畝クラスの標準的な優良茶園を建設していった。
こうした取り組みで、雲南省の無性繁殖系品種の茶園は新たに10万畝増え、220万畝となり、雲南省全体の茶園に占める割合は37.93%となった。

お茶の生産も、伝統的な「磚茶」「餅茶」「沱茶」だけでなく、「ティーバッグ」「パウダーティー」などに広がったほか、「茶膏」や「茶エキス」「茶飲料」「茶ポリフェノール」などの加工品もできるようになり、「雲南茶」は産業として新しい段階に進んだ。

製品としての茶の生産量は17万トンあまりとなり、昨年と比較して3.3万トン増加した。
製品の精製率は顕著に高まり、1kgあたりの価格は2元上昇した。
茶産業の工業生産額は初めて100億元を突破し、史上最高となった。

茶葉会社はブランドを次々に生みだし、全国有名ブランドが16、雲南省ブランドが6つとなった。
また、全国に直営店や加盟店を設置して、販売チェーンをつくり、雲南茶の消費される地域が広がるとともに、価格も上昇。海外への輸出による外貨の獲得も増えた。

 

雲南省は、お茶そのものを販売するだけではなくて、お茶を使った調味料などの、さまざまな応用製品開発に力を入れています。
こうした工業品を作るためには、古茶樹の伝統的な茶園よりも、生産性の良い無性繁殖品種で構成された、管理しやすい茶園が好まれます。そうした流れが統計にも表れ始めているようです。

お茶は飲みものではなく、工業原料・・・そんな時代が、すぐに来るのかもしれません。

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