四川省雅安市に蔵茶博物館が開館したようです。
11月22日午後、雅安蔵茶博物館が正式に開館し、一般に開放されました。
雅安は四川盆地と青蔵高原の過渡地帯にあり、かねてより”川西咽喉””天府之肺”などの美称があり、チベットへの茶葉の重要な供給地でもありました。
茶馬古道川蔵線の起点であり、雅安からチベットに茶葉を供給してきた歴史は長いです。
雅安で生産された蔵茶は、既に1300年あまりの歴史があり、黒茶、辺茶、南路辺茶、辺銷茶などの別称もあります。
雅安蔵茶博物館は2020年4月に建設され、雨城区雅安国家農業科技園の地域内にあり、土地面積は約10畝、建築面積は約7760平米を占めます。
「古道の響きに耳を澄ませ、千年の蔵茶を旅する」がテーマで、雅安蔵茶の歴史文化、雅安蔵茶の発展過程、雅安蔵茶製造技術の伝承と変遷、歴史上の著名な雅安茶号、茶磚などの内容が重点展示されています。
館内には数多くの雅安蔵茶に関連する歴史的な文献、実物の資料などが展示されるほか、声や光などのメディアで一尾つの情景を復元したものなどがあり、茶馬古道の文化、蔵茶文化を普及させています。
茶馬古道の歴史文化、茶馬古道の文化遺産、雅安蔵茶の精神文化を伝承する;
蔵茶文化産業の発展を促進し、雅安蔵茶文化旅行の新消費市場を構築する;
蔵茶文化を高揚し、蔵茶経済を発展させる重要な窓口として、観衆に千年の時を超え、現在と過去を旅し雅安蔵茶の歴史文化の重厚さと伝承を伝える。
雅安蔵茶博物館の建設と開放は、雅安市に公的な蔵茶博物館が無かったという空白を埋め、”雅茶”に関連する文化的なランドマークとなることでしょう。
雅安蔵茶博物館に出かける方は、所蔵されている、いくつかの”お宝”をくれぐれもお見逃し無く。
蔵茶博物館と名の付くものは、以前も茶葉会社所有の博物館としてはあったのですが、公的なものは無かったので、公的な蔵茶博物館として開館したようです。
企業所有の博物館となると、ライバル企業はなかなか紹介しづらい、ということもあるので、これは良い解決方法かもしれません。