今年は寒波が厳しいようで、福建省の白茶産地である福鼎でも雪が茶畑を覆ったようです。
”雨水”が過ぎたばかりで、春の風がこっそりと門を叩いているかと思えば、一夜にして冷たい風が福鼎にここ十年ほどで稀に見る大雪を連れてくるとは思ってもみませんでした。街の中や、屋根、より高い白茶の山など。一面が真っ白な氷と雪の世界になり、白茶の樹の畝には雪の花が満開になりました。遠くや近くから聞こえてくる沸き立つような人の声はなく、福鼎人が滅多に見ることのない一面の雪に覆われています。
問題は、今回の稀に見る大雪は2022年の白茶にどのような影響を与えるのでしょうか?
问题来了,如此罕见的大雪对2022年的白茶有什么影响呢?
1.雪と連日の低温の日が続いたことから、茶樹の生長と生産のスピードには必然的に影響が出て、白毫銀針の発芽は遅れそうです。このため、今年の茶摘みは数日遅れるでしょう。
2.茶樹の生長の周期は長くなり、これによって内含物質の蓄積は多くなり、今年の白茶はより美味しくなるでしょう。
3.虫害が茶樹に与える影響は小さくなるでしょう。
4.異常な低温の天候は、温度が高いことを好む植物の生長に与える影響は必至で、少し減産となるかもしれません。これは今年の白茶の価格が値上がりする1つの要素になるでしょう。
5.瑞雪は降りましたが、今年は豊作でしょうか?20日後にはハッキリした答えが出るでしょう!
福鼎白茶のコストはどんどん高くなっていますので、みなさん、大切に飲みましょう!
南方の福建省でも雪が降るくらいなので、今年はだいぶ寒さの厳しかった冬ということになりそうです。
幸いなのは、まだ芽が動いていなかったことで、今のところは、多少の茶摘みの遅れ程度で済みそうです。