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中国美人茶の郷・大田県、台湾系企業が東方美人茶を導入

福建省三明市大田県では、高山烏龍茶のほか、東方美人茶の生産も行われています。
そのようなきっかけを作ったのは20数年前に進出した台湾企業の存在が大きいようです。

 

11日、三明市人民政府が主催し、三明市農業農村局、大田県人民政府、三明市商務局が開催を引き受けた、三明生態茶ーー大田美人茶プロモーションイベントが福建省福州市で開催されました。

大田県は“中国高山硒谷”の名があり、全国唯一の”中国高山茶の郷”、”中国美人茶の郷”で、福建省重点産茶県の1つであり、ここは海抜1000m以上の山が175座あります。高山の雲霧は良いお茶を産み、史実によれば、大田権威は茶の栽培の長い歴史があり、南宋の隆興二年(1164年)にまで遡ることができます。

大田県と台湾の高山地域の経度と緯度は近いため、20数年前、台湾資本の茶葉会社大方広茶業公司が”東方美人”を屏山郷内洋村に導入し、独特の”台湾味”がここから大陸に香りを漂わせ、”東方美人”と呼応するように”江山美人”という名を与えられました。

大田県の担当責任者によると、今回のプロモーションイベントの趣旨は、茶で友人となり、茶で婚姻関係を結び、茶で旅を促し、ブランドの紹介を通じて、投資を呼び込み、交流と協力を強め、社会のあちこちで大田美人茶産業への投資を呼び込み、閩西南の共同発展地区の建設に積極的に関わってもらい、大田美人茶ブランドの影響力を高め、農村の振興に役立てるためだと話していました。

会場では、大田県の10社のブランド茶企業がプロモーションイベントに参加し、ショートムービーを使った会場でプロモーション、”大田と大田の友達”シリーズ大田美人茶オンライン試飲会、”ライブ配信試飲+即売会”、大田美人茶の淹れ方の解説とデモンストレーション、茶藝表演などの方法で、様々な形で大田美人茶の文化と風情を伝えました。

近年、大田県は福建と台湾の協力をさらに広げ、両岸の茶業の融合的な発展を進めています。美人茶産業の発展につづき、台湾の優良な茶品種を導入し、高水準な福建台湾茶業協力普及模範基地を建設しています。福建と台湾の人材交流計画により、台湾の大学、科学研究院と関連する専門訓練機構との交流協力を深め、福建と台湾の茶文化交流を強化し、定期的に茶文化交流を行い、”茶王”コンテストなどのイベントを粉って、両岸の茶産業のメリットの相互補完を促しています。

現在、大田県の茶葉栽培面積は10万畝に達し、茶に携わる人口は10万人、茶葉加工工場は1310箇所で、年間加工される荒茶は1.37万トン、全産業チェーンの産出額は35億元になっています。現在台湾資本との共同出資の美人茶企業は8社あり、美人茶の茶園面積は1.8万畝、産量は920トンで、産出額は2.18億元になっています。

 

最後に茶葉の生産量などが書かれていますが、年間約1.4万トンということは、現在の台湾全島の茶葉生産量と遜色ない水準です。
大田県はほとんどが高山烏龍茶と東方美人茶の生産ですから、本家の台湾以上に台式烏龍茶を生産しているわけです。
規模感の違いを思い知らされる数値です。

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