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広州茶博会が開幕、今年の茶葉生産量は300万トン越えの推計

広東省広州市で広州国際茶業博覧会が開催され、そのフォーラムにて中国茶の最新の統計見通しが発表されたようです。

 

11月25日~29日、業界から茶業の”風向計”と”温度計”と称される第26回中国(広州)国際茶業博覧会(略称・広州茶博会)が広州市で開催されます。この会の重要イベントである”媒眼看国茶”フォーラムが11月25日午後、広州交易会展示館C区で開催され、”科学技術で風を起こして出航する”をテーマに中国科学院院士、学者、科学技術イノベーション企業家、業界に詳しいメディア人などが高度な討論と交流を行いました。ここは茶業界、科学技術、メディアが業界を跨いで対話し、そこで価値のある思想の火花が散り、これが産業の発展をもたらすことでしょう。

『媒眼看国茶』フォーラムに集まったのは、各専門領域における専門家です。ヨーロッパアカデミーの外国籍研究員で、華南理工大学計算機科学と工程学院院長の陳俊龍氏、中国工程院院士で、湖南農業大学教授の劉仲華氏、中山大学ちゅ文系教授で、広東省作家協会副主席の謝有順氏、中国茶葉流通協会副会長で、『茶世界』編集委員の姚静波氏、中国科学報広東記者クラブ長で、記者の朱漢斌氏などの来賓が、”科学技術で風を起こして出航する”をテーマに討論と高度な議論と交流を行い、日増しに激化する市場の競争の中で如何にして科学技術で新しい道を切り開くか、文化の視野の観点から中国茶を語り、茶文化の伝播の新しい動きを語り、茶産業、茶文化、茶科学技術などの面でフェイスツーフェイスの交流を行いました。フォーラムでは、広東省科学院ホールディングス有限公司の総経理助理であり、広科双創産業発展(広州)有限公司総経理の王海峰氏が科学技術が茶産業を助けるために価値のある解決プランを提案しました。

第26回中国(広州)国際茶業博覧会の展示会規模は70,000㎡で、全国20あまりの省(市、自治区)の各茶産地から千社以上の優良なブランド企業が出展しました。13の国内外出展グループもあり、ネパール、ラオス、ベトナム、スリランカ、中国台湾地区、福建安渓などです。

今回の展示会では、中華ブランド館、経典普洱館、国際名茶館、茶具文化館などの7つの展示パビリオンが設けられました。展示品は豊富で、六大茶類の各ブランドの茶葉、宜興紫砂、景徳鎮磁器、広西坭興陶などの各種の茶具、茶家具、茶福、茶食品、香道製品など、茶業界の全ての産業チェーンをカバーしていました。出展企業はみな茶業界の産業チェーンでも代表的な企業で、いずれも茶産業ではもっともよく知られたブランドで、ここは茶産業が一堂に会した場でした。

当日、2021中国(広州)国際茶業博覧会組織委員会と広東省茶業業界協会が共同で、”第1回湾区茶産業会長連席会議”を開催し、大湾区(訳注:広東・香港・澳門大湾区。広東省、香港、マカオを一体と見た経済圏)の茶産業経済の発展について語りました。

この会によると、2021年の中国茶の総産量は約310~320万トンで、全体の品質はさらに向上し、農業産出額は2800億元に達する見込みで、国内総販売量は230~250万トンと見込まれ、国内販売額は3000億元を突破するだろうとのことです。国内販売市場は依然として中国茶業経済成長の主動力で、中国伝統茶類の販売は基本的に安定していて、名優茶が依然として茶業の価値創造の主力で、国内販売額に占める貢献率は70%以上を維持しています。世界的な感染症流行の影響を受け、中国茶葉輸出は横ばいの蒸製で、今年の輸出総量は35万トン前後と見込まれています。

 

感染症の流行で開催が心配されていましたが、会場でのリアル開催となったようです。
どうやら今年は中国の茶葉生産量は300万トンの大台を軽く超えてくる模様です。

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