中国では、2021年から第14期五カ年計画の期間に入っています。
2025年までがこの計画期間なのですが、貴州省では茶業に関してかなり意欲的な計画が出されているようです。
先日開催された全省茶葉産業調査研究プロジェクト推進会では、”十四五(第14期五カ年計画)”期間中の全省の茶葉成長目標を明確にしました。2025年末までに、茶園面積は750万畝以上で安定させ、全国の茶園面積第一位を確保します。茶産業の加工企業と合作社は10,000社以上で、そのうち一定規模以上の企業は600社以上に達し、茶葉総産量は50万トン、産出額は800億元を超え、貴州茶産業を中国茶産業の中で確固たる地位を築くことです。
取材によると、”十四五”機関の貴州省の茶産業の発展は”イノベーションを起こして、根本から改革を行って、地位を確立する”という戦略思想を堅持し、”生態を優先し、政府が引導し、市場が主導で、企業が主体となり、ブランドが牽引して、科学技術がサポートし、文化が彩りを添える”という原則に照らして進めます。貴州省は世界でも高品質な緑茶センター、全国の茶産業イノベーション発展模範区、全国茶文旅が融合した発展模範区、全国最大の高標準茶園基地、全国最大の茶葉加工集散基地、全国最大の茶筅品輸出基地として、”一心二区三基地”を発展目標に掲げ、全力で茶葉強省の建設を推進します。
同時に、”貴州の原料、貴州で製造、貴州で創造、貴州ブランド”の実施ルートを堅守し、ブランドの育成プロジェクト、市場の開拓プロジェクト、加工のグレードアッププロジェクト、茶園の品質向上プロジェクト、品質安全プロジェクト、イノベーションを生み出すプロジェクト、文化による井戸呂理を行うプロジェクト、融合的な発展プロジェクトなどの”八大プロジェクト”を追求し、大いに茶産業基地の生態化、加工標準化、企業集約化、市場ブランド化の”四化発展”を推し進め、産業の全ての部分において貴州省を茶産業大省から茶産業強省にするために推進していきます。
政府発表なので、スローガン的なものが多いのですが、単独の省で50万トンの産量を目指すというのは、かなり意欲的な数字だと思われます。