涇陽茯磚茶の産地である陝西省で、ちょっと変わったイベントが開催されたようです。
西咸新区涇河新城の茯茶企業の職員の知識を高め、茯茶の文化、知識、ブランドを宣伝し、”涇陽茯磚茶を飲んで、健康な人生を送ろう”というメッセージを伝えるために、6月11日、涇河新城で第1回茯茶技能知識大会が開催されました。
今回のイベントは、涇河新城工会委員会が主催し、涇河新城科技創新と新経済局(茯茶弁)、涇河集団工会委員会が開催を受託したものです。今回の茯茶技能知識大会は予選を勝ち抜いた7チーム14名の選手によって争われ、みな新城の範囲内の優良な茯茶企業から参加しました。大会は3つのジャンルに分かれ、参加した選手はまず自己紹介と推薦商品、そして筆記問題と早押し問題で争い、最終的に3名の個人賞と団体賞を選ぶものでした。
大会の会場では、それぞれの選手たちが冷静に判断し、積極的に回答し、問題の答えが間違いないと思えばすぐに手を挙げて回答し、その実力を測り、会場の観衆から喝采を浴びていました。激しい争いののち、楊婷三などが個人賞を獲得し、茯茶鎮韵閣茶楼などが団体賞を獲得しました。
今回の茯茶技能知識大会は、涇河新城の2020年”紅い五月を祝おう”労働技能大会シリーズの1つとして開催され、大会を通じて茯茶企業の職員の知識技能を高めるだけで無く、茯茶の文化、知識、ブランドの宣伝とさらには茯茶企業の健全な成長を促進するためのものです。
クイズ番組のような趣の会ですが・・・
なお、西咸新区というのは上海の浦東新区同様に、国が指定した国家新区の1つで、涇河新城はその中のニュータウンの1つです。
どちらかというとハイテク産業などが入居している地域のイメージなのですが、茶業も成長産業の1つとしてこのような地域に入居しているというのは、中国における茶業の位置づけが、日本や台湾などとは大分違うように感じます。