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福建省周寧県、高山烏龍茶の販売が好調

福建省寧徳市周寧県で生産されている高山烏龍茶が販売好調とのことです。

福建周宁:高山乌龙茶对接市场大口味 逆势赢得产销旺

盛夏时节,在周宁县归来客有机茶叶有限公司的后台服务中心内,通过电话、微信增加订单的客户让工作人员应接不暇。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201608/00005168.html

盛夏の時期ですが、周寧県帰来客有機茶葉有限公司のバックヤードサービスセンターでは、電話や微信を使った顧客からの注文が増え、従業員は休む暇無く対応しています。

「この”両岸佳人”はまだ発売したばかりですが、多くの既存顧客によってすぐに売り切れてしまいました」と帰来客茶葉の董事長・劉嬌蓮氏は言います。”両岸佳人”はこの会社の看板商品で、連日、作業場と包装の職員は残業して仕事をして、各地の茶商の需要を満たすように励んでいます。

帰来客有機茶葉有限公司は2005年に設立されました。800mあまりの高海抜の周寧県にあり、空気は清らかで、水質も良く、帰来客茶葉は独特な有機茶の生態環境を備えています。4年前、劉嬌蓮氏は高山有機茶のメリットを存分に活かし、”両岸佳人”という高品質な烏龍茶を開発しました。厳格に循環有機、生態の製茶理念を守り、ハイエンドの顧客層に照準を定め、有機茶園の管理標準に則って、茶葉の栽培から加工まで一連の厳格な製造技法を敷きました。このことによって、この製品は段々消費者の愛顧を受けるようになり、帰来客の主力製品となり、高香型の烏龍茶の国家発明特許も獲得しました。現在、”両岸佳人”は1斤の市場価格は3000~5000元前後です。

茶のハイエンドの市場を開拓するのと同時に、帰来客茶葉は中低級の市場も少しもおろそかにしていません。ここ2年ほど、会社は生産ラインを一新し、人件費コストを節約し、製品の供給量を増やすことで、中低級の茶葉市場も取り込もうとしています。

「倒産する企業はありますが、倒産する業界はありません。市場は無限にあり、肝心な点はどのように開拓するかです」と劉嬌蓮氏は言います。自ら過去数年にわたって各地を遍歴して蓄積した茶葉市場のお客さんに加え、微信、京東(訳注:中国のインターネットショッピングモール)などの”インターネット”のマーケティングプラットフォームを加え、オンラインとオフラインの販売を組み合わせ、現在の茶の販売状況は良好で、ここ2年ほどは茶葉市場全体の不景気にあっていますが、主力製品の販売は十分好調です。会社は、有機茶園の認証を既に1500畝あまり済ませていて、製品は北京、山東省、上海、江蘇省、広東省などにまで販売されています。

取材によると、近年、周寧県委員会、県政府は国家級生態模範県を作ることを契機として、茶業を重点農業主導産業へと育成し、名優茶の開発に大きな支援をするとともに、地元の茶葉会社の良好な運営と発展基礎を作り上げようとしています。現在、帰来客公司はこのチャンスを掴み、積極的に”生態林高山有機観光茶園”プロジェクトを立ち上げ、レジャーと旅行観光を一体とした大型有機生態産業園を作るべく努力しています。

 

2005年に設立されたばかりの新しい企業ですが、1斤3000~5000元というような高級高山烏龍茶の販売に成功するほか、機械化によって、より庶民的な価格のお茶の提供を始めたり、茶旅の需要を取り込むことなど、様々な方面に事業を拡大しているようです。
市場はきちんとあるのだから、それをどのように開拓するか、というのは実に説得力のある言葉です。

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