いよいよ杭州でも西湖龍井の茶摘みが小規模ながら始まっているようです。
西湖龙井新茶将在一周后大规模开采
昨天,杭州满觉陇村白鹤峰新茶零星开采,3亩茶园,共采下两三斤青叶儿,炒制成了半斤多干茶。
龙井村、梅家坞村、翁家山村、杨梅岭村等村的茶农们告诉记者,如果天气好,较早开采的品种西湖龙井43号,可能本月20日、21日左右,可以少量开采。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0318/article_168146.html
昨日、杭州市満覚隴村の白鶴峰で新茶がわずかに茶摘みされ、3畝の茶園から、2,3斤の生葉が収穫され、半斤あまりの荒茶に仕上がりました。
龍井村、梅家塢村、翁家山村、楊梅嶺村などの茶農家たちに取材したところ、天気が良ければ、比較的茶摘みの早い品種である龍井43号は、今月20日、21日前後に少量茶摘みができる見込みとのことでした。
<6日間連続の暖かい日の気温が積み重なり、満覚隴では新茶が少量摘めるようになりました>
昨日の20時、中国茶葉博物館の茶友会担当者は満覚隴村の茶農家が新茶を摘み、製茶をする様子を写真に撮るとともに、科学的な記録を付けていました。
「満覚隴村の白鶴峰は、日当たりが良く、地熱が有り、そのため他よりも少し茶摘みが早いです」と茶農家の唐さんは言います。彼の家の龍井43号は、初めて少量茶摘みができ、20人あまりの茶摘み人を雇いました。19日には杭州に到着し、20日から正式に茶摘みを始める予定です。
それでは昨日の半斤のお茶は誰に売ったのでしょうか?1斤いくらでしたか?唐さんは、笑って秘密だよ、といいました。
この数日前、西湖風景区の茶農家たちは、微信(訳注:中国版LINE)を通じて、自分の茶の新芽の拡大写真を公開していました。普通は濃い緑が一面にある茶園を背景とし、硬い葉の中に包まれた小さな米粒ほどの浅緑の小さな芽をクローズアップレンズで写したものです。
3月13日、翁家山の茶農家・翁斌さんの微信:
「うっかりしてた。西湖龍井の芽が出てきている。茶摘みは早くなりそうだ。」
3月11日、龍井村村長補佐の成涛さんの微信:
「今年の龍井茶は、だいたい20~22日の間に少し摘める見込み」
成涛さんによると、西湖龍井の成長に最も適した気温は20℃~25℃で、夜間は12℃を越えないことです。そして、1週間前後連続で温度が積み重なれば、芽が出るのを促進します。
先週の金曜日(3月14日)から、杭州の気温はゆっくり上昇し、3月19日には最高気温の予報が20℃になります。
「適温が6日連続すれば、今までの経験からすると、私たち茶農家には予測する意欲があります-おそらく20日には少量茶摘みができるでしょう」と満覚隴村の唐村長は言います。
「大雪+連続する雨+暖かい太陽、今年の西湖龍井は非常に良い香りです」
楊梅嶺村の村委員会近くの山の上では、山の緑の中に小さな黄色の部分が有り、とても目をひいています。
「これは新品種に植え替えた小さな茶園です」と村民の老人は言います。昨年夏には干ばつがあって、茶が少し枯れてしまいました。しかし、何軒かの茶農家は、もともと新品種に変え、産量を増やそうと思っていたところで、そのときになり、一大決心を下して、在来種を引き抜き、新品種に植え替えたのです。
「新芽の成長の状況から見ると、昨年の大干ばつは基本的には新茶の品質には影響していないようです」と、満覚隴村の茶農家・唐老人はここ数日の茶園の様子から判断しており、喜んでいました。彼に寄れば、「年初の大雪と雨が新茶に潤いを与えてくれました。特二大雪で、ちょうど良いときに来てくれて、一面が雪に包まれたので、越冬していた病虫害を減らしてくれました。その前の時期、杭州は雨続きの天気だったので、それも茶には良い影響がありました。雨量も十分で、養分も足りています。これに加えて、太陽の出る日が6日間続いてくれれば、完璧です」といいます。
<現在、市場にはまだ新茶の現物は出ていません。本格的な茶摘みは1週間後です>
毎年3月中旬には西湖龍井の新茶の茶摘みの知らせが始まりますが、これらはどれも茶農家が自分で言っているものです。では、西湖龍井の新茶の正式な茶摘み開始は、一体誰が言うのでしょうか?
西湖風景区の担当者によると、厳密に言えば、茶園1つか2つの茶摘みがまばらに始まったぐらいでは、西湖龍井茶の新茶の茶摘みを代表するわけにはいきません。これはただ単に、茶農家の自分の土地で茶摘みが始まった、ということだけです。
西湖龍井の新茶の茶摘み開始までには、まだ1週間あまり待つ必要があります。半分以上の茶樹が茶摘みをできるようになって初めて、今年の西湖龍井の茶摘みが始まった、と言えるのです。
また、西湖龍井の新茶の茶摘みが始まっても、これはすぐに市場で発売が始まるということではありません。専門店や茶葉市場の中では、新茶の現物は見られず、ほとんどは予約販売ばかりです。街の中でお茶を炒めている鍋の中に入っているのは、一般的には西湖龍井の一級保護区(西湖風景区)の中の本物の西湖龍井では無いので、市民や観光客は購入を慎むようにしましょう。
少量、茶摘みが始まっているところもあるようですが、正式な茶摘み開始の基準は、半分以上の樹で茶摘みができる、ということになっているようです。
まもなく、本格的な新茶の季節ですね。