杭州で開催されている茶葉博覧会でのイベントの1つとして、中国当代茶文化発展フォーラム(第三届中国当代茶文化发展论坛)が開催されました。
その模様を紹介している記事がありました。
5月16日,作为第三届中国国际茶叶博览会重要活动之一,以“小农户?高质量?现代化——中国特色县域茶产业发展之路”为主题的第三届中国当代茶文化发展论坛在浙江杭州国际博览中心拉开帷幕,3名中国小茶童生动鲜活又富有文化底蕴的表演吸引了中外宾客的关注。
5月16日、第3回中国国際茶葉博覧会の重要なイベントの1つとして、「小農家・高品質・現代化-中国特色県域茶産業発展之路」をテーマとした、第3回中国当代茶文化発展フォーラムが浙江省杭州市の国際博覧センターで開幕し、3名の中国茶を入れることもたちが活き活きと文化の蓄積のあるパフォーマンスで、国内外のゲストの注目を集めていました。
中国茶と茶文化は5000年あまりの発展の歴史があり、茶以文興、文以茶揚の革新的な発展の歴史です。開会式では、農業農村部全国農業技術普及サービスセンター主任の劉天金氏が、「文化と産業は密接で不可分で、茶の観点から見ると、産業を文化の範疇に入れ、文化の内包を注入し、その内包と表現スタイルは絶えず拡大し、延長し、革新と発展があるのです」と述べました。
今では多くの県で、茶と茶文化を”農村振興”、”ピンポイント貧困扶助”、”健康中国”、”高品質の発展”などの国家戦略の中に組み込まれ、革新の後押しを行い、政策による誘導を強化し、茶葉のブランド影響力を高め、”喝茶、飲(料)茶、吃茶、用茶、事茶”を大いに推進して、三つの産業の融合と全面的な利用、茶産業の物質的価値と文化的価値の発掘を強力に推進し、茶と茶文化の品質向上と効益の増加、革新的な発展を推し進め、茶産業を高効率で、安全で、緑色で、民衆を豊かにし、環境に優しいという現代化への道を進んでいます。
今回のフォーラムでは、初めて”三安”(浙江省安吉県、福建省安渓県、湖南省安化県)を代表とする、中国の県域茶文化と茶産業の共同発展の典型的な経験が共有されました。”三安”は我が国の茶の栽培の盛んな県で、いずれも国は大きいが農家が小さいというボトルネックを克服し、中国の現代茶業の特色ある発展の探求者であり指導者です。浙江省安吉県県委員会書記の沈銘権氏は、安吉がいかにして”両山”の理念をガイドラインとして、丁寧で、活気のある、より良い1つの白茶ブランドを作り上げ、生態をベースに置きながら、文化による先導を行っていったのか。さらには、茶葉を売ることから、風景を売り、アイデアを売り、文化の産業的融合を売るようになっていったのかの家庭を紹介しました。福建省安渓県の副県長、肖印章氏は、安渓がいかにして小さな農家を盛り上げるというストーリーを作ったのかを、小さな農家を大きな市場、大きな企業、大きな金融などに融合させ、徐々に小さな農家と現代茶業を有機的に結びつけていった成功体験を紹介しました。湖南省安化県県委員会書記の劉勇会氏は、安価がいかにして黒茶という資源に基づき、産業のブランド化と、大きな茶旅と保養産業を立ち上げ、最終的には貧困の帽子を取り去ったという美しいストーリーを紹介しました。このほか、サロンでは、貴州省余慶県、湖北省英山県、安徽省金寨県、雲南省瀾滄県、四川省翠屏県、重慶市永川県、広西チワン族自治区蒼梧県、江西省遂川県、広東省英徳県の9つの県の代表が経験を分かち合い、会場に来ていた各県の茶産業の革新的な発展と”三安”の経験をともに学び、共同して県レベルでの間で茶産業と茶文化の交流協力を行いました。
「中国茶産業はよりグレードアップし、高品質の発展に向かっていくことはまさに急務です。県レベルや市レベル、あるいは地域を跨がる茶業グループを主体として、小さな茶農家と現代茶葉の発展の有機的で高品質な発展の道筋を見出していかなければ鳴りません。そのためには”5つのチェーンの連鎖”(利益のチェーン、科学技術のチェーン、協同のチェーン、マーケティングのチェーン、文化のチェーン)を構築して現代茶業の発展共同体をつくり、現代茶業の成長力と競争力を高めるのです」と中国国際茶文化研究会会長の周国富氏は語りました。
取材によると、今回のフォーラムは中国国際茶葉博覧会組織委員会が主催し、農業農村部農業技術普及サービスセンター、中国国際茶文化研究会、浙江省農業農村庁などが請け負ったそうです。国内外の茶業界の団体、機関、企業の代表者と専門の学者などがフォーラムに出席していました。
非常に政治的な抽象的概念を多く含んでいる文章ですので、読みにくいところですが、習近平主席が掲げる”ピンポイントでの貧困扶助”という考え方に、茶業は大いに貢献できるということを茶業界として打ち出しており、まさに国策として茶業を盛りたてていくべきだし、そのように動いている、という発表の場になったようです。”三安”という名前やここで出てきたような用語は、これからしばらく業界のトレンドワードとして出てきそうです。