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紅茶の賞味期限

お茶の賞味期限はなかなか分かりにくく、判断が難しいこともあります。
緑茶は色が落ち、いかにも古くなったと分かるのですが、それ以外のお茶は寝かせた方が美味しいとか、色々なことを言われるので迷いがちです。
これは中国の消費者も同様のようで、紅茶の賞味期限について紹介する記事がありました。

 

红茶保质期有没有个准?

“这两天收拾柜子,翻出8盒亲友送的金骏眉等红茶,大多数已放了两三年,包装上布满灰尘。这红茶有没有保质期?要是过期了,还能不能喝?”昨日,在金玛茶城,消费者严先生疑惑地咨询茶商。赠茶如今已成人们礼尚往来的常态,特别是以金骏眉为代表的红茶,成了家庭存茶的大户。然而近日接连有消费者反映,很多红茶包装上要么没有保质期,要么保存时间标注不清。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0313/article_167924.html

 

「ここ2日ほどタンスの整理をしていたら、親友から贈られた金駿眉などの紅茶が8箱出てきました。ほとんどが2,3年あったもので、箱の上には埃が積もっています。この紅茶には賞味期限はあるのでしょうか?もし、賞味期限を過ぎていたら、もう飲めないのでしょうか?」

昨日、ある消費者が茶商にこう訪ねていました。茶を贈ることは現在では社会人の一般的な礼儀になっていて、特に金駿眉に代表される紅茶は、家庭で保管されがちなお茶の1つになっています。しかし、最近消費者の話を聞くと、多くの紅茶のパッケージには賞味期限の記載が無かったり、保存可能期間が不明確なことも多いようです。

ある人はお父さんへのプレゼントとして金駿眉を1斤購入しました。しかし、老人にとっては顔を立てることになりませんでした。なぜなら、そのパッケージには賞味期限の記述がなく、自由気ままに飲めないからです。この後、彼はそのお茶を買った店に行き話をしましたが、紅茶は放って置いても問題は無く、根本的に期限切れという問題が無いのだ、と言われました。
とある愛読者も最近似たような状況に出くわしました。彼が受け取ったある紅茶のパッケージには賞味期限が1年と書いてあり「このお茶は私の手元に来てから1年あまりが経過するが、紅茶は全発酵茶なのだから、どうしてこんなに保存ができないのでしょうか?賞味期限を過ぎたお茶を飲んだら、何か悪影響が出るのでしょうか?」。

調べてみると、最近では大多数の消費者が、緑茶は新鮮なうちに飲むことが良く、プーアル茶は長期保存ができるということを知っています。しかし、全発酵茶である紅茶の賞味期限については、思い当たりません。
昨日、茶葉市場の取材を終えて分かったのは、チェーン店であっても紅茶の賞味期限は一定ではなく、あるところは1年といい、またあるところは18ヶ月といい、あるところは2年だと言い、さらには3年の保存ができると書くところもあります。極端な例では、「紅茶は全発酵茶に属するので、時間が経てば経つほど良く発酵して、味わいがさらに重厚になります。ただし、元のフレッシュな味わいはなくなります」と言います。

「紅茶は確かに比較的保存に耐えるものです。しかし、その保存環境を見ることが鍵になります」
昨日、お茶についての研究を行っている栄養士の羅冰氏は取材にこう答えました。一般的な状況で普遍的に言えるのは、散茶の紅茶の賞味期限は18ヶ月で、袋詰めの紅茶の賞味期限は24ヶ月。紙袋の包装の紅茶は2年前後保存ができ、缶やアルミで包装された紅茶は3年前後保存ができます。
「ただ、消費者のみなさんに注意していただきたいのは、紅茶を保存する場合には、光が当たるところや湿気のあるところ、高温になるところ、においのあるところを避けるということです。賞味期限を過ぎてしまうと、お茶本来の品質と味は失われます。また湿気を受けてカビが発生していると人体にとっては有害です」

結局のところは、2,3年というところに落ち着きそうな気がします。
ちなみに私が茶葉学会の先生に「紅茶を寝かせるのはどうか」と質問したところ、「紅茶は新しいものほど良い」と一蹴されました。
寝かせるのは個人の好みとして、カビや劣化にくれぐれも注意しましょう。

 

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