湖南省は辺銷茶の供給に関して、投資を行って十二分に行き渡るようにする決意のようです。
地元政府の発表をご紹介します。
湖南省大力发展边销茶产业
湖南省是我国边销茶的主产区,全省共有四市八县(市)历来生产边销茶,涉及25万农村剩余劳动力就业和600万涉茶人口的生活。近年来,湖南省在做好边销茶生产供应、保障民族地区生产生活物资供应、帮助少数民族地区搞活农产品流通等方面做了许多有益的工作。2013年,湖南省累计向边疆地区供应边销茶32万担以上,占全国总供应量的40%以上,占湖南边销茶产销量和供应量的80%以上,为民族团结作出了重要贡献。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0304/article_167509.html
湖南省は我が国の辺銷茶の主産地で、全省の4市8県(市)ではかねてから辺銷茶を生産しており、25万の農村の余剰労働力の就業と600万の茶に関わる人々の生活を支えています。ここ数年、湖南省は辺銷茶の生産と供給を行い、民族地区の生産生活物資の供給を保証し、少数民族地区の農産品の流通などを助ける面で、多くの有益な働きを行っています。2013年、湖南省が辺境地区に向けて供給した辺銷茶は32万担(訳注:1担は50kg)以上で、全国の総供給量の40%以上を占め、湖南辺銷茶の生産販売量と供給量の80%以上で、民族の団結のために重要な貢献をしています。
一つ目に、辺銷茶の安定供給をしっかり行うという任務です。辺銷茶は六大茶類の中の黒茶類に属し、辺境の少数民族同胞の生活必需品です。湖南省は党の民族政策の実現のために、黒茶産業の発展に大いに力を入れ、その優位性を遺憾なく発揮し、供給を保証するとともに、多くの投資や業界内の最適化に力を入れ、辺銷茶の供給能力を高め、益陽、白沙渓の二大伝統重点企業を中心に辺銷茶の供給構造を作ります。地元の茶廠は国内の需要に応じられないほどの状況にあり、安定的な供給を行うことが何よりも重要であると考え、党中央と国務院の要求に合わせ、品質と量を保った上で辺銷茶の供給任務をやり遂げます。
二つ目に投資に力を入れて、辺銷茶の生産水準を高めることです。ここ数年、湖南省は”清潔化、標準化、科学化、規範化”を目標に掲げ、省委員会、省政府と各関連部門の支持と協力のもと、累計1.5億元の資金を投入して、三つの工場において組織の改編、技術の革新と科学的な研究による難関突破を行っています。湖南省は現在、国内で初めての現代化黒茶自動化生産ラインを作り、益陽茶廠において、製品の年間加工能力は5000トンを突破し、全国に先駆けて清潔化、標準化生産を実現しています。さらに辺銷茶におけるフッ素過剰の問題に対して、資金を準備して、湖南農業大学と共同で辺銷茶に含まれるフッ素に関する研究を進めており、段階的な研究成果を経て、まずは磚茶のフッ素含有量を低くする方法が見つかりました。
3つ目には、新しいネットワークの構築をしっかりと行うことで、辺銷茶などの農産品の流通を活発化します。湘西トゥチャ族ミャオ族自治州、張家界市、邵陽市、懐化市、永州市などの少数民族が比較的集中している地域における辺銷茶などの農産品のサービスシステムについて、より一歩進んだ農家のためのサービスプラットフォームを作るため、全省で15軒の農業資材経営企業を重点的に育成し、300軒あまりの”農業資材経営モデル店”の認証を与え、特に上記に挙げた地域のような少数民族が多い地域の辺銷茶などの農産品の量と品質、安定供給に寄与します。現在、省内のネットワークは6万カ所あまりで、配送センターは810カ所、チェーン総売上は300億元あまりになります。
今も昔も少数民族への対策の一つとして、辺銷茶というのは大きな役割を担っているようです。
少数民族にとっては、生活必需品である磚茶などの辺銷茶を安価で大量に供給することは、彼らの暮らし向きを良くすることに繋がっているわけです。
このようなことから磚茶の価格には政府補助が出るなどして、価格が統制されているわけですが、より多くの茶の供給が求められており、これにどう答えるかを示したのが、上記の記事です。お茶のもう一つの側面と言えるでしょう。