茶業に重点的に力を注いでいる貴州省ですが、茶業を拡大するための3カ年計画を策定したようです。
贵州计划3年实施茶产业强省战略
去年10月,贵州省凤冈县一种名为“绿宝石”的绿茶进驻德国得多考夫霍夫连锁百货商场。这是贵州茶叶出口质量安全示范区建立以来首次出口茶叶,也标志着贵州茶叶正式走出国门,走向世界、实现出口零的突破。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0218/article_166925.html
昨年10月、貴州省遵義市鳳岡県の”緑宝石”という名前の緑茶が、ドイツのカウフホーフ百貨店に進出しました。これは貴州省茶葉輸出品質安全模範区が作られてから、初めての輸出された茶葉であり、貴州省の茶葉が正式に出国し、世界へ向けて初めて輸出されたものです。
貴州省は国内で唯一、低緯度、高海抜、日照の少なさを兼ね備えた茶産地で、特に茶樹の成長に適しており、無公害茶、緑色食品と有機茶の生産に有利です。茶葉の水浸出物、アミノ酸、茶ポリフェノールの平均含有量は国家標準よりも高く、香りが高くて馥郁としており、旨みがあって爽やかで厚みのある独特の品質があります。長年の努力を経て、貴州省は最初に始めた頃よりも、茶葉の栽培、加工、販売、科学研究などの体制と人材チームが整っており、豊富な生産と経営の経験を蓄積したことで、都匀毛尖、湄潭翠牙、石阡苔茶、”緑宝石”などの代表的な茶葉ブランドが形作られました。
貴州省農業委員会常務副主任の胡継承氏によれば、5年間で貴州省の茶園面積は102万畝から611万畝にまで拡大し、全国の優良な緑茶を生産するトップの産地となりました。
先日、貴州省は「貴州省茶産業向上3年行動計画」を提示し、この計画では3年の間に、ブランドの確立、市場開拓、加工技術のレベルアップなどの活動を行うことで、茶業の栽培育成などの産業基盤を整備し、”三化を同時に進める”活動を推進し、農民の収入を増加させ、生態文明と社会主義の新農村建設を行う重要産業とするとしています。2015年までに、省内で700万畝の茶園を建設し、2016年には生産に入っている茶園は500万畝となり、加工企業群は5500社、茶葉の年間生産量は25万トン、茶業の総生産額は600億元、省内の農民一人当たりの茶園収入は1250元を見込んでいます。
胡継承氏は、2015年までに、”貴州緑茶”を中国緑茶のトップブランドととらえ、中国の高品質緑茶の原料産地と加工センターを作り上げ、無公害茶、緑色食品茶、有機茶、輸出茶の重要な生産地とし、規模、品質そしてブランドの上でも全国を引っ張るような茶業の強い省にしたい、と話しています。
ちょっと、にわかには信じられないような数字が並んでいますが、5年で茶園を6倍に拡大したのは事実なので、消費の拡大が順調にできれば、実現できるかもしれません。
しかし、茶園の拡大はやれと言えばできますが、消費拡大は相手(消費者)のあることなので、必ず実現できるとは限りません。
これから3年は、まさに真価の問われる3年間になりそうです。