福鼎市の点頭鎮では、ジャスミン茶の香りつけ作業のピークを迎えているようです。
写真とともにご紹介します。
福鼎点头镇茉莉花茶生产企业窨花忙
时下正是进入茉莉花第二期采摘旺盛期,目前点头镇的茉莉花茶生产企业也都相应忙碌着窨制生产,茉莉花茶生产迎来了生产高峰期。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0903/article_161214.html
今はちょうどジャスミンの花の2回目の摘み取り最盛期に入っています。現在点頭鎮のジャスミン茶生産企業では、香り付けの作業に追われており、ジャスミン茶の生産がそのピークを迎えています。
最近、点頭鎮のあるジャスミン茶の生産企業の作業場に行ってみると、職人たちが伝統的な工程に沿った作業、お茶を焙煎し、花と茶を混ぜて香りを移し、茶と花をふるい分ける、を行って、忙しそうにジャスミン茶を作っていました。
花茶加工会社の責任者によると、点頭鎮のジャスミン茶は昔から花の選定には大変こだわりがあり、上等なジャスミン茶は選び抜かれた原料を使い、3~5回の香り付けを繰り返してようやく生産できます。
6月に入ると、ジャスミンは花を開き始め、この時期、生花の生産量は最大になりますが、最も香りが強いのでは無く、一番良いのは8月の花です。
7月末から8月中旬は2回目の花が付き、摘み取りが行われる時期で、これが一年で最も良いジャスミンの花で、上等なジャスミン茶の製造に大変適しています。
よその土地からの茶商がやってくるのは、この時期が最も多く、彼らはジャスミンの花を花茶の加工用に利用し、加工された大部分の花茶は全国各地で販売されます。
現在、点頭鎮のジャスミン茶生産企業は、基本的によその土地の茶商もしくは地元の茶葉工場の代わりに加工を行っています。
今年6月にジャスミンの花の時期が始まる頃から、大量の茶葉が加工企業に届けられ、香り付けされます。毎日香り付けのために使われるジャスミンの花は数十担(たん・100斤=50kg)にも達し、この工場で毎日使われるジャスミンの花だけでも平均十担あまりになります。毎年、よその土地の茶商に替わって香り付けする茶は1000~1200担前後です。
また、彼は花茶の加工に携わって20年あまりになると言います。かつては、点頭鎮の観洋、馬洋、依山、江美などの村ではどこもジャスミンの花を栽培しており、面積は1万畝以上もありました。しかし、1990年頃から花の値段が低迷していたこともあり、多くの花の生産農家はジャスミンを茶樹や果物などの他の作物に植え替えてしまい、多くのジャスミンの花畑が無くなり、それに従ってジャスミンの栽培面積が急速に減少しました。
現在は点頭鎮の龍田村と白琳鎮の翁江村に約5000畝あまりの品質の良いジャスミン茶畑が僅かに残るだけです。花の産量が減ることによって当地の花の価格は上昇し、また多くの工場では原料のお茶を他の土地に運搬して香り付けをしなければ行けなくなったので、コストが大幅に上がりました。他の土地の方が花を得るのは容易になっているのに、彼のように”花で食べている”人がいるのには感嘆します。
それでも、福建の福鼎の特殊な土壌、気候などがジャスミンの花に蜜の味と芳醇な香りを生み、さらに栄養成分も豊富なので、花茶を飲む人たちが好むところになり、”福建ジャスミン茶”は未だに花茶のマーケットで大いに受け入れられており、北方のジャスミン茶を良く飲む人たちが認めるのは”福建ジャスミン茶”なのです。
調べてみると、ここ数年、北京、天津と福鼎のいくつもの茶葉会社は福鼎市の点頭鎮をジャスミン茶の香り受けの場所に選び、年間数千担の花茶を香り付けしています。
福鼎ではジャスミンの花の生産が下火になった、と言われ、ジャスミン茶の生産は広西チワン族自治区などに移転する動きが目立っています。しかし、この土地のジャスミンならではの香りを求める人も多いようですね。