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広東省梅州市、茶産業発展五カ年計画を発表

広東省梅州市は、南側に面する潮州市とともに広東烏龍茶を生産する地域として知られています。
その梅州市が茶産業発展五カ年計画を発表したとのことです。

 

先日、梅州市茶産業発展計画(2023-2027)が発表され、梅州の茶産業資源のメリットを活かし、”醇香嘉応茶の濃厚な客家味”の全体の位置づけを強化し、生態化、優質化、特色化及びブランド化の発展方向を維持して、買収しちゃ産業の高品質な発展を促し、主産地である農村の振興に寄与するとしています。

計画では、各県(市、区)は地域と気候条件に合わせて、主な栽培品種についてのプランを提示しており、四大特色優勢栽培区を設置しています。すなわち、客家炒緑生産基地、名優緑茶生産基地、梅州単叢生産基地、荒野特色茶樹資源保護基地です。
製品のラインナップと加工システムの確立の面では、”客家炒緑”を主要な製品として位置づけていく計画です。

計画では、”客家緑茶の都”、”中国単叢茶郷”、”三茶統籌”の先行模範区の建設を発展の総目標におき、計画の期末までに梅州は広東・香港・マカオ大湾区の優質生態茶製品の供給地であり、高品質な客家茶生産基地であり、優質単叢茶の生産地という高みを目指すものとしています。

そのうち、2027年までに、梅州市の茶園面積を35万畝、投産面積を33万畝、茶葉産量を3万トンにするとしています。
SC認証(訳注:食品の製造認証)企業は85社、現代化生産加工模範企業は10社、デジタル化茶葉加工模範工場は1社を目指します。
国家級龍頭企業を1社、省級龍頭企業を35社、年間販売額1億以上の企業を1社つくります。
計画期末までに、第一次産業の産出額75億元、総合産出額400億元、茶農家の畝あたり収入は15000元を目指します。

計画ではまた、業態と経営モデルの刷新を強化する必要があるとし、客家の特色ある茶旅ルートも打ち出しています。また、茶産業の多機能性を深め、茶産業と生態、健康、レジャー、養生などの産業との融合を進めます。客家、長寿と紅色(訳注:共産党の歴史等)文化をブランドの個性として凝縮し、”嘉応茶”ブランドをより大きく育てていきます。

 

日本人の感覚だと、潮州の北にある都市なので、単叢を推していくのでは?と思われるかもしれませんが、客家の多い土地柄ということもあり、独特の客家緑茶を推していきたいようです。
なお、嘉応茶というのは、梅州の古称が”嘉応”であったことに由来し、2020年に地域ブランドとして広めていくことになったものです。

 

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