白芽奇蘭の産地として知られる、福建省漳州市平和県ですが、もう一つの名産品である果物と組み合わせたお茶をEUに向けて初めて輸出したそうです。
13日、漳州市平和県ではオーダーで作られた柚香奇蘭が税関部門の検疫検査に合格した後、アモイ港からドイツへ輸出されました。
取材によると、これは柚香奇蘭の初めてEU国家への輸出になるとのことです。
平和県は我が国で最大の蜜柚(訳注:ハニーポメロ)の生産地で、”世界柚の郷、中国柚の都”の美称もあります。そして白芽奇蘭は平和県で蜜柚を除いた第二の重要農業経済作物で、現在、県内の栽培面積は約6万畝、年間産出額は20億元で、漳州の地元にある特色ある原生したお茶です。
この二大産業の付加価値をより高めるために、平和県は琯渓蜜柚の花と白芽奇蘭茶を組み合わせて、香り付けした”柚香奇蘭”茶を開発し、”福茶”の全く新しい製品として売り出しました。
取材によれば、”柚香奇蘭”の最大の特徴は香りで、香り付けを経て製造され、奇蘭茶の木質香と花の爽やかな香りが完璧に融合していて、杯から口に入れると、厚みがあって甘く爽やかな味わいが広がります。
茶王谷公司は平和県白芽奇蘭茶の龍頭企業の1社で、福建茶の新商品を投入することで、新たな販路を開拓することに努力し続けてきました。今回輸出された製品はドイツの顧客の要望に添ってオーダーされた柚香奇蘭で、全部で10箱330個で、今後は中央アジア、東南アジアなどの注文が入っていて、まもなく輸出されるそうです。
奇蘭の爽やかで甲高い香りに、柑橘系の花の香りは非常に合いそうです。
EUの農薬基準もクリアできているようですし、日本にもそのうち入ってきそうですね。