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永春佛手茶の人気が上昇中

安渓鉄観音の影に隠れがちだった、永春佛手ですが、最近、人気が上昇してきているそうです。

福建泉州佛手茶上扬 市场价一斤百元仍供不应求

相比“大家闺秀”安溪铁观音之闻名海内外,佛手茶更像“小家碧玉”,较不为人所熟知。但在这几年,佛手茶却迎来稳步发展的过程。在全国茶市低迷的情况下,永春佛手茶实现逆市上扬,不仅价格高,而且销量好。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0721/article_172100.html

”良家のお嬢さん”の安渓鉄観音が国内外で名声を博しているのに比べ、佛手茶はさながら”庶民の美女”であり、よく知る人はあまり多くありません。
しかし、ここ数年、佛手茶はゆっくりと成長の過程を進んできました。全国の茶葉市場が低迷している状況の中でも、永春佛手茶は逆に値上がりしており、価格が高くなっただけで無く販売量も好調です。

佛手茶の健全な成長を促すため、蘇坑鎮は佛手茶の集中加工区を計画し、さらに佛手茶の価格を著しく高くすることはしませんでした。しかし、佛手茶は依然として有名な企業ブランドが欠乏しており、チェーン経営を行うところもなく、販路は一つしかありませんでした。

 

<佛手茶の価格は上がり、販売量も好調>

先日、永春県蘇坑鎮嵩安村の佛手茶集中加工区に取材に行ってみると、加工区の中には十数軒の加工工場がありました。永春県蘇坑鎮の鎮長・蔡明福氏は、この鎮の茶は主に加工区の中で作られており、加工区は同時に佛手茶の集中交易区にもなっている、と言います。
永春佛手茶は半発酵茶で、発酵程度は40~50%程度で、その作り方は安渓鉄観音とよく似ています。
加工工場の中では、佛手茶は冷蔵庫に保管され、茶の多くは簡易な小パッケージになっていて、もしお客さんが買った茶葉を友達にあげようと思った場合でも、箱を買うだけで済むのです。

ある加工工場に入ってみると、店主の王女史は、春茶の発売は4月27日頃で、販売してからすぐに品質の良いお茶はすぐに売り切れてしまいました。そのため、皆さんに飲ませられるのは、これだけしかないのです、と、申し訳なさそうに言いました。
話によると、永春佛手茶は1年に5回収穫することができるそうです。しかし、ほとんどの茶農家は2回か3回しか摘まず、主には春茶と冬茶だそうです。冬茶の品質が最も良く、その次は春茶だそうです。「これは冬茶の茶葉は成長期が比較的長いので、内質物が多いためです。」
安渓鉄観音と比べると、永春佛手茶の葉はやや厚く、1畝当たりの産量は鉄観音と比べて10%高いそうです。
王女史の話によれば、彼女のところでは1年間に100担の佛手が収穫され、1担は100斤で、1斤は100元あまりで売れるそうです。コストを入れずに、茶葉だけで100万元あまりの売上になります。

蔡明福氏によれば、ここ数年、全国の茶葉市場が不景気の状況にあって、永春佛手茶は逆行高の上昇をしています。「安渓鉄観音と比べると、佛手茶の名声は全く及びませんし、産量も少ないです。蘇坑は佛手茶の主産地の1つですが、鎮内の佛手茶の茶園面積は8000畝でしかなく、毎年800トンしか作れません。」
ここ数年、佛手茶の販売は永春から徐々に泉州、福州などへ拡大しており、佛手茶は供給が間に合わない状況が起こっています。
荒茶の平均価格は数年前の1斤50元あまりから、今は100元あまりとなり、冬茶の平均価格に至っては、1斤150~250元になります。蔡鎮長は、佛手茶の現在の価格は合理的なものであると考えています。「私たちが常々茶農家に戒めているのは、茶葉が売れているときにあまり高い価格をつけないことです。もし価格をあまりに高くしすぎてしまうと、その後は転んだときに大変なことになります」。
関連する政府部門は合理的な価格コントロールを行うことを希望しており、佛手茶の長期的で良好な発展を実現しています。

 

<成長は産量と販路の制限を受ける>

取材によると、1990年代以降、社会の多元的な発展に伴い、消費者の需要は日に日に多様化しています。安渓鉄観音、雲南普洱、武夷大紅袍、祁門紅茶、西湖龍井などの茶葉が、大変大きな市場シェアを占めています。
一部の茶農家は、佛手の茶樹を引っこ抜き、鉄観音を植えたので、残された少量の佛手茶の茶樹は管理する人もいなくなり、一部の佛手茶は鉄観音茶のブレンドの中で用いられるだけになってしまいました。このため、市場では正統な佛手茶の量はどんどん少なくなり、佛手茶は段々その伝統の本領を失っていきました。

「人の後ろにいると、一般的には自分の内質が無いので、意欲がありません」と、国家茶葉品質監督検査センター主任の駱少君氏は言います。広東の茶商であり、国家高級評茶師の桂埔芳氏は、1つの品種を広めるのは容易いことではありません。佛手茶の独特の香りと風格を常に維持することでこそ、このブランドを売り出し、市場でのシェアを高められるのです、と認識しています。長い人文の歴史と分厚い文化の裏付けを持った永春佛手茶は、この段階で伝統を堅持することでのみ、市場占有率を拡大できるのです。

「激しい市場競争の中で、私たちは茶の生産管理と市場のマーケティングの点でまだ問題を抱えています。私たちの県の茶葉のメリットはまだ十分に発揮されておらず、ブランド効果も不明確です」と永春県横行局副局長の周文翰氏は言います。
永春佛手茶は栽培規模も小さく、産量も限られているので、佛手茶の成長には限界があります。全県の茶園の総面積は14万畝で、そのうち鉄観音の面積が3分の2を占めています。永春佛手茶は永春県の地理標志保護製品となっており、栽培面積はずっと4.2万畝前後ですが、それでも総栽培面積の3分の1ほどで、産量はここ数年の区切りで見るとほとんど上昇しておらず、このため成長に制限がかけられています。

「科学技術は第一に生産力で、佛手茶の成長は、まずはじめに技術指導の欠乏からです。そして佛手茶の市場では、製品シリーズが単一になっていて、製品が未開発状態なのです」と周文翰氏は言います。当時、佛手茶の初期加工の多くは半分手作りで半分が機械による製造をされていました。機械摘みと機械製造の比率が低かったために、標準化生産の水準が低く、茶の加工能力が不足しました。ある郷鎮では、茶の栽培面積は大きかったのですが、加工工場の数が少なく、茶は適切な時期に摘むことができず、摘まれた茶葉も十分に精細な加工ができませんでした。生産、加工から放送に至るまでの段階で科学技術が不足しており、製品の付加価値を高めるのが難しかったのです。

「有効な市場マーケティング手段と健全な販売網の発展も大変重要で、これらはブランドの建設と市場シェアに直接影響します。」しかし、永春の茶葉会社には市場マーケティングの概念と手段が抜け落ちていて、永春の茶葉ブランドと茶文化を宣伝することがかけていました。もう一つ、茶葉会社はまだ初期段階にあったため、小さな農家の経済思想から完全に抜け切れておらず、現代の市場マーケティングの考え方が不足しており、市場を開拓しマーケティングを行う専門の人材も不足しており、販売ルートの機構も整備されていませんでした。国内の主要な茶商や茶農家の卸売り、専門店の国愛カバー率も低く、大部分は専門では無いお茶の店の中で販売されていました。国外では、各生産メーカーが直接卸売りをしていて、専門の代理店がありませんでした。

<茶葉会社のチェーン経営拡大を鼓舞する>

まだまだ多くの問題がありますが、ここ数年は、佛手茶は着実に発展しており、”優秀な新人”の潜在力を示しています。

玉斗鎮は佛手茶を多く生産しており、数年間の急速な成長を経て、茶産業はこの鎮の人々の働きによって主要な生産品目であり、経済収入の源になりました。この鎮の茶農家によると、「小さな一枚の佛手の茶葉が、私の家の2人の子供を大学まで行かせ、家を建てるという大問題を解決してくれ、生活条件は大きく改善されました」としみじみと話しました。ここ数年、彼のようにお茶を植えることで生活の問題を解決し、豊かになる道を歩んでいる人は大勢います。
茶産地では真新しい家も多く、自家用車を持つ人も多くなっています。お茶のシーズンになると、交通の往来も盛んになって茶商や茶農家が一斉に入り交じり、新しい光景を生み出しています。玉斗鎮、蘇坑鎮の他、坑仔口鎮、達埔鎮、錦斗鎮なども佛手茶の産地として有名です。佛手茶の生産は今や永春県の経済発展と人々の増収を実現する一大産業となりました。

永春の民間では、佛手茶は昔から胃腸炎の治療をするためのものとされており、福建農林大学と福建中医学院は、佛手茶を結腸炎のあるラットに投与する実験を行いました。その結果によると、ラットの局部の炎症は回復を早めることができました。
独特の香りと味が佛手茶の評判を高める原因の一つとなっています。その香りはシトロンの一種の香りで有り、特殊な香りです。そして茶の味わいには大変厚みがあります。

安渓と同じように、永春も今、「帽子を被り、ベルトを着け、靴を履く」生態茶園の建設モデルを広めています。同時に、政府は茶葉会社のチェーン経営の拡大を支援しており、文化的なパッケージと企業のブランドイメージづくり日~を入れています。ブランドのある企業によって、企業が業界をつくり、業界が産業をつくり、茶産業の発展を促すのです。
また総投資2億元を投じ、100畝近い”中国禅茶之都”も現在急ピッチで建設中で、将来ここに新しい農村の建設と、茶文化の展示、茶葉加工貿易展示と販売、茶葉の科学研究と教育、旅行レジャーと陶器博覧などの機能を一体とした茶文化旅行産業園にする計画です。

 

産量が限られているのがネックですが、価格の統制などを行いながら、地道に拡大をしているようです。

 

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