江蘇省常州市にあるスーパーマーケットが、賞味期限情報を記載せずにお茶を販売したところ、消費者に訴えられ、賠償金を支払うという事件が起こったようです。
天宁超市茶包装未标明保质期信息 支付赔偿金
因为6盒茶叶,我市一商家赔偿了消费者1万多元。天宁法院于昨日审结的一起产品责任纠纷给商家提了个醒:如不履行好进货查验义务,就可能要付出巨大代价。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0711/article_171815.html
6箱のお茶によって、常州市のあるスーパーマーケットが消費者に1万元あまりを賠償することになりました。
江蘇省常州市天寧区の裁判所は、昨日結審した製造物責任に関する訴訟において販売側に対してこのような注意を提示しました「もし入荷した荷物の検査業務を怠るならば、巨額の対価を支払うことになるかもしれない」。
昨年10月、天寧区に住む市民の徐さんは、あるスーパーマーケットで6箱のお茶を買いました。合計1168元でした。徐さんは、茶のパッケージに賞味期限、生産許可証番号が表記されていないことに気づき、食品安全法の関連条項に基づき、スーパーマーケットに対して何度か商品の返品と10倍の賠償を要求しましたが拒絶され、彼は裁判所に起訴しました。
スーパーマーケット側が賠償を拒絶した理由は、茶は初級農産品であるため、農産品の品質安全法が適用されるので、食品安全法が適用されないのは当然であり、つまり10倍の賠償というのは受け入れられない、というものでした。
天寧区の裁判所は審理の後、食品安全法の関連規定に依り、あらかじめ包装された食品のパッケージにはそれらの標章が当然あるべきだという認識に達しました。その標章においては、賞味期限、生産許可証番号などの内容を明記するべきです。
もしも販売しているものが明らかに食品安全標準に適合しない食品であるのならば、消費者は損害賠償を受けることの他に、販売者に対して10倍の賠償金の支払いを要求することができます。このため、判決は販売者に対して商品の返品と代金1168元の支払い、および11680元の賠償金の支払いを命じました。
意外と簡単に見過ごしてしまいがちですが、包装されたお茶は、きちんと法律で賞味期限や生産許可証番号などの必要情報を明記して販売する必要があります。
こういう訴訟が起こるところを見ると、中国もアメリカ並みの訴訟社会になるかもしれないので、お茶を製造・販売する側にも、相応の体制づくりが必要になりそうですね。