北アフリカは中国にとって茶葉の大きな輸出相手先になっていますが、今まではガンパウダーなどの緑茶が中心でした。
ところが、今回、安渓の高級烏龍茶が初めて大口の輸出を行ったのだそうです。
安溪高档乌龙茶大批量出口非洲国家
近日,记者从泉州检验检疫局获悉,福建八马集团一批1275公斤、货值达20.91万美元的高档乌龙茶经泉州检验检疫局检验合格,出口到非洲乍得,实现安溪高档乌龙茶大批量走出国门。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/1125/article_164117.html
最近、泉州検疫局で聞いたところによると、福建の八馬集団の1275kg、貨物価格にして20.91万米ドルの高級烏龍茶が、泉州の検疫局の検査に合格し、アフリカのチャドに輸出され、安渓の高級烏龍茶が大量に海外へ出て行きました。
今回の輸出された茶葉は2つの面で新しい取り組みとなりました。1つは初めてのアフリカ諸国への輸出であったこと。2つめには、単価が1kgあたり164アメリカドルであり、これは全国の茶葉輸出平均額の40倍あまりになります。
”中国烏龍茶の郷”である福建省安渓県は”中国重点産茶県”の首位にランキングされています。現在、茶縁の面積は60万畝、年産の茶葉量は6.7万トンで、そのうち直接ないしは間接で輸出される茶葉は1万トンに上り、これまで輸出先としては日本、シンガポール、インド、ロシア、香港など10あまりの国家と地区でした。安渓の輸出烏龍茶の品質安全模範区は、国家級の輸出食品農産品品質安全重点推進モデル地区に選ばれており、また国家有機産品認証模範区にも選ばれています。安渓鉄観音は、”福建省改革開放30年のうち最も影響力があり、元も貢献したブランド”の称号を得ると共に”世界に影響を与える中国のパワーブランド500”に選ばれており、”中国世博十大名茶”の第一位にも選ばれています。
今回の輸出で注目されるのは、初のアフリカ向け大量輸出であることと、その金額です。
1米ドル=100円で計算すると、輸出の貨物価格で1kg16,400円ですから、現地ではこれ以上の価格で販売されることが推測され、それを1トンあまりも消費できる需要があるというのが驚きです。
チャドの茶の消費事情も気になるところですね。