”やぶきた”といえば、日本のお茶業界を支えるエース的な品種です。
このお茶は、中国各地で育てられており、そのうち宜興で生産している業者は、このお茶を名優緑茶にする、と言っているようです。
日本薮北茶树在宜兴制成名茶
http://news.t0001.com/2012/0331/article_140932.html
記事によると、やぶきたは中国では主に、浙江省紹興、河南省羅山、江蘇省宜興で栽培されているそうです。その中でも、江蘇省がいちばん大きな産地だとか。
そんな業者のうちの1つは、元々、日本向けの蒸し製緑茶生産のためにやぶきた種を導入したようですが、これだと制作工程は単一で、販路が限られているため、品種の良さを生かし切れなかったとのことです。
そこで、アミノ酸の豊富さとカフェインの低さを活かすべく、陽羨茶の製造工程を加えて、”陽羨雪芽””善巻春月”の原料茶葉に、やぶきたを利用しているのだそうです。
やぶきたもワールドワイドに活躍する時代でしょうか:-)