値上がりの続く中国茶の相場。
その三大要素を解説している記事です。
三大因素导致茶叶价格持续上扬
http://news.t0001.com/2012/0329/article_140715.html
中国茶のお茶が値上がりする3つの要素とは、
・労働力コストの上昇
・農業資材価格の高騰
・資金調達コストの上昇
の3つだそうです。
これにより、今年の春茶は緑茶で15%~20%、紅茶はそれ以上の上昇となる見込みだそうです。
顕著なのは明前緑茶のコスト上昇で、茶摘みの時期が10日程度遅れたことにより、工場や茶摘み人の需要のピークが集中。
そのため、人手不足に拍車がかかり、人件費が高騰したのだそうです。
貴州省の山のお茶の茶摘み人のコストは今年は1人1日100元で、昨年に比べて20%近くの上昇とのことです。
中国の中でも比較的経済発展が遅れている省で、この金額なわけですから工業なども発達している福建省や浙江省、安徽省などの茶産地の金額も推し量れるというものです。
中国では2007年から年率15%~20%のスピードで上昇しており、しかも人材の供給が需要に追いつかない状態が続いているそうです。
農業用資材も2010年から2~5%の上昇を見せています。
小さな数字のように感じますが、農業用資材がお茶の製造コストの中で占める割合は大きく、与える影響は大きいそうです。
また、資金調達コストの上昇も響いてきており、買い付けの手控えなども起こっているようです。さらに宣伝合戦が激化することで、お茶の買い付けに回す資金が広告宣伝の費用に回されてしまうなどの現象もあるとか。
破滅的な結果にならないことを祈りますが・・・:-(