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大紅袍の職人技

数ある武夷岩茶の中でも、伝説や話題に事欠かない大紅袍。
2006年には、武夷岩茶(大紅袍)の製造方法は、中国の無形文化遺産にも指定されました。
そのお茶の製茶人としては、第一人者とされる陳徳華氏のコメントも記載されている記事です。

陈德华:茶中有“工夫”
http://news.t0001.com/2011/0126/article_119460.html

諸説ある大紅袍ですが、2006年より樹齢350年になる母樹からの茶摘みは行わないことになりました。
では、今流通している大紅袍は何?ということになるのですが、ほとんどが挿し木で増やしたもの。

陳徳華氏は、母樹から挿し木法で増やすことに取り組まれること、十数年。
そうして育てたお茶を製茶したところ、色・味・香ともに母樹と遜色ないというところまできたそうです(いわゆる「純種大紅袍」というやつです)。

とはいえ、陳徳華氏は、大紅袍の製茶には”天の時、地の利、人の和”が必要と言い、同じ品種であったとしても、土壌などの条件が違えば、全く別のものになると言います。
そして、武夷茶人の精巧な技術は欠かすことができないとも。

茶園の茶葉が、緑葉紅鑲辺と呼ばれる武夷岩茶になるためには、茶摘み→萎凋→做青→炒青→揉捻→烘焙→扬簸晾索→拣剔→归堆→复焙という、たくさんの工程を経る必要があります。
しかも、その工程毎に様々なコツが必要で、豊富な経験に裏打ちされたエキスパートでなければ、作り得ないものです。

ひとことでお茶といっても、大量生産できるお茶と工芸品のようなお茶があります。
そんなに気軽に買える値段のものではありませんが、飲む人を感動させる工芸品のようなお茶も、きちんとした形で残っていくと良いですね。

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