浙江省南部に位置する温州市は温暖な気候を活かし、早生茶の産地として知られています。
ただ、市場の変化に合わせ、紅茶の生産を行うケースも出てきているようです。
红茶成温州茶产业“新秀” 专家建议勿盲目跟风
昨天,温州市在永嘉召开全市红茶加工技术培训现场会,看似普通的培训,却是我市自改革开放和实施名优茶开发战略以来,首次专门就红茶技术而进行的培训。来自浙江大学茶学系的副教授汤一为温州的茶叶生产企业授课,除了讲解红茶加工工艺技术、品牌营销,还安排了现场观摩浙江乌牛早实业股份有限公司的红茶加工。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201509/00002597.html
昨日、温州市は永嘉県で紅茶の製造技術訓練を実施しました。一般の訓練のように見えますが、温州市は改革開放と名優茶開発戦略を始めて以降、初めての紅茶技術を専門に扱う訓練となりました。浙江大学茶学部の副教授・湯一氏が温州の茶葉生産企業のために授業を行い、紅茶の製造技術、ブランドマーケティングなどを解説するほか、浙江烏牛早実業股份有限公司の紅茶製造を見学する手配もしました。
ここ数年、国内の茶の消費構造が変化を続けるに伴い、紅茶は我が国の茶の消費の新しい注目分野となりました。温州早茶(名優緑茶)を主としていた温州市も、ここ数年は紅茶の製造技術と生産を復活させ、紅茶の生産企業は既に52社となり、紅茶は我が市において緑茶の後に続く”ルーキー”となっています。
市の農業局副主任の王志旭氏は、史料によれば、我が省で紅茶が生産し始めたのは清の同治年間で、最初の主要な産地は温州にあり、略して”温紅”と言われていました。清末から建国前は成長段階に当たり、建国から2010年までは縮小段階でした。2010年以降は徐々に回復段階に入っています。
2014年には、市内全域の茶の生産量は5698トンで、産出額は87489万元となり、そのうち紅茶の産量は316トンで、産出額は8333万元となり、紅茶の生産量は全体の5.55%、産出額でも9.52%を占めるに至っています。しかし、8つの紅茶を生産している県(市、区)の統計から見ると、生産企業の数は急速に増えてはいますが、産量はまだ大規模化しておらず、産量が最も多い企業でも10トン前後で、少ないところは100kgしかありません。多くの会社は温州産紅茶の市場を手探りで試していますが、まだ本当の茶葉の消費市場にはなっていません、と話しています。
昨日の訓練会では、温州市の茶葉会社が提供した23種類の紅茶サンプルがあり、浙江大学茶学部の副教授・湯一氏が品評を行いました。彼は、温州紅茶の全体的な品質はなかなかで、味わいは香りが良く厚みもあり、香りも濃厚で馥郁としていますが、ただ品質がまだ安定しているとは言えません、と思っています。
市の特産所の職員の話によると、紅茶の生産は一年中四季を通じてできますが、夏と秋の生葉が特に紅茶をつくるのには適していて、品質と味わいの面からは春茶の生葉を使うよりも、味がさらに濃くなり、さらに利用が十分でない夏秋茶の生葉を有効活用することにも繋がる、と言います。しかし、夏秋茶は泰順、蒼南などの地域の会社が多く活用しているほかは、我が市の多くの紅茶生産企業は春茶の単芽や一芽一葉のお茶を利用しており、”工夫紅茶”を主要な製品ラインとしています。しかし、国際的な需要で最も多いのは、ブロークンティーでありその特徴は”濃、強、鮮”であることです。
王志旭氏は、温州市は名優緑茶の産地で、全面的に”緑茶を紅茶に改める”ことを提唱しないと言います。適度に、紅茶、黄茶、烏龍茶、黒茶などの様々な製品を成長させるのは、温州早茶を補うためのものであって、企業は盲目的にブームに乗るべきでは無い、としています。
緑茶の産地の紅茶生産は、そもそもの生葉の育て方が少し違うので、なかなか難しいところではあります。また、現在の茶葉会社は値段の取れる工夫紅茶をつくりたがりますが、それは市場としてはさほど広いものでは無いので、実際に生産を拡大していこうとすれば、まだまだ越えなければならないハードルは沢山ありそうです。