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プーアル茶の産地でM6.6の地震が発生

日本でも既に報道されていますが、雲南省南部の普洱市景谷タイ族イ族自治県でマグニチュード6.6の地震が発生し、被害が出ているようです。

普洱茶产地7日发生6.6级地震

中国地震台网正式测定:10月07日21时49分在云南省普洱市景谷傣族彝族自治县(北纬23.4度,东经100.5度)发生6.6级左右地震,震源深度5.0公里。震中距离普洱市区约85公里。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1008/article_174578.html

中国地震台ネットの正式な測定によると、10月7日21時49分、雲南省普洱市タイ族イ族自治県(北緯23.4度、東経100.5度)でマグニチュード6.6前後の地震が発生しました。震源の深さは5kmです。震央は普洱市中心部から約85kmのところにあります。

この後も余震がずっと続いており、最も大きい余震はマグニチュード4.2でした。中央電視台のニュース報道によると、8日の早朝までに、地震によって既に1名が死亡し、324名が負傷しました。

 

<多くの人が強烈な揺れを感じる。景谷の水や電気、通信は正常>

震央付近の景谷県永平鎮鎮政府の担当の職員の話によると、一部の家屋で瓦が落ちるなどの状況となっており、現在政府が救援活動を既に行っていると言います。相手の語気は緊迫していて、他にも何件も電話が来ているといいます。

普洱市景谷県委員会の宣伝部の責任者の話によると、地震発生時、県政府のある街でも強烈な揺れを感じ、建物が揺れる音がはっきりと聞こえたとのことです。建物の揺れは数秒間続き、一部の家屋では瓦が落ちていたそうです。県中心部の街の住人はみな広々とした場所に走って行ったそうです。現在、震央から最も近い臨翔区平村郷の中小学校校舎、郷の衛生院の建物が被害を受けましたが、怪我や亡くなった人は無く、既に危険な地域を離れているとのことです。

ネットの声では、大理や昆明などの主要都市や楚雄、大理、騰沖、芒市などの場所でも地震の揺れは強烈で、昆明市民も確かに揺れを感じ、室内のウォーターサーバーや照明がひどく揺れたとのことです。あるネット利用者は、揺れが一度では止まらないような感じを受けたとのことで、高層階に住むネット利用者は特に強く感じたようです。

10月7日23時、国家減災委員会、民政部は緊急で国家IV級の救災応急措置を発動しました。雲南省民政庁と景谷県民政局と電話で連絡をとったところによると、景谷県中心部の揺れは強烈でしたが、現在のところ、水道、電気、通信は正常で、災害状況は順次とりまとめ中だとのことです。

 

<救援部隊は続々と被災地へ。李克強が指示>

地震発生後、陸軍第14集団軍、雲南省軍区と武装警察雲南本隊などの駐屯軍部隊はすでに応急の対応を取り始めて、関連する部隊に前もって号令をかけて、出動準備を整えています。現在、昆明、西双版納、大理、普洱、臨滄、思茅などの空港の設備は整っており、運航は正常で、正常な飛行が保たれています。

8日の0時50分、最初の救援人員を乗せたMU7691便が無事に普洱に到着しました。雲南消防本隊は既に地区を越えた地震応急救援活動をスタートさせていて、現在、西双版納、玉渓、臨滄の消防分遣隊が既に増援の出動をしています。本隊指揮部、特勤分遣隊、昆明分遣隊も現在集結し、出動の準備をしています。現地の人民武装部は30人を集結して震央に向かっており、普洱の軍分区機関直属の応急分隊チームの100数人はすでに集結し、景谷に駆けつけているところです。

地震発生後、中国共産党中央政治局常務委員で国務院総理の李克強は自体を大変重く見ており、すぐに重要な指示を出し、迅速に確かな被災状況を報告するように求め、全力で救援救助と負傷者の治療に当たることを組織に命じました。また、手を尽くして人的災害を食い止め、被災した人々を適切な場所に移動させ、生活の基本を保証するように命じました。応急組織には、被害を受けた交通、電力、水道、通信などのインフラを早く復旧し、道路と通信手段の確保すると共に、救援物資の至急の調達を命じました。余震の観測態勢を強化し、地滑りや崩落などの二次災害の発生にも注意するよう命じました。民衆の感情をきちんと導いて、災害情報をすぐに発表するようにし、被災地の社会秩序と人心の安定を強化するように命じました。国家減災委員会、国務院地震救援指揮部は緊急体制を敷き、関連する部門と合同で対策チームを組織して、すぐに被災地に赴き、地方がよりよく震災の救済活動を行えるよう指導と援助を行って、地震の被害による損失を可能な限り減らすよう求めました。

取材によると、雲南省普洱市防震減災局と成都ハイテク減災研究所が合同でつくった地震早期警報システムが今回の地震の早期警報に成功したとのことです。調べてみると、今回の地震では昆明市民は67秒前に警報が届けられていたそうです。

景谷は雲南省の西南部に位置し、タイ族、イ族などを主要民族とした自治県で、10の郷鎮を管轄し、136の村委員会があり、1955の人民チームがあり、全県の総人口は30.6万人です。普洱市は歴史的に地震多発地域にあり、1990年以降、現地ではマグニチュード5以上の地震が20回以上も発生しており、最大のものは1979年3月15日に発生した普洱マグニチュード6.8地震でした。

 

今回の地震はまさにプーアル茶の主要産地で起こった地震であり、震源も浅いため、大きな被害が出ている可能性があります。
場所が場所だけに、まだ地震の状況がきちんと把握できていないようで、この記事も、どちらかというと政府の大本営発表的な内容に終始しております。
今後、情報が分かってくるとともに被害の規模が明らかになってくると思いますので、情報が入り次第、できる限り速報でお届けしたいと思います。

 

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