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読み:きちゃ
悶黄という工程を経て、製造されたお茶。黄葉黄湯になるのが特徴。
国家標準では、「生葉を原料とし、殺青、揉捻、悶黄、乾燥などの加工技術を経ることによって生産された製品」と定義されている。
緑茶とほぼ同じ工程を経て製茶されるが、殺青した後の工程において、悶黄という工程が入る(茶ごとに悶黄のタイミングは異なる)。
悶黄とは、水分を含ませる湿熱作用あるいは乾熱作用によって、葉緑素が破壊され、茶葉が黄色く変色する反応であり、酸化酵素による反応ではない。
葉緑素の破壊とともにポリフェノールの一部が分解されて渋みが減少するため、緑茶よりも柔らかな口当たりのお茶となる。
2015年の統計でも、茶全体の生産量に占める比率は0.03%と非常に稀少なお茶である。
原材料の違いによって、黄芽茶、黄小茶、黄大茶に分類される。
<代表的なお茶>
君山銀針、蒙頂黄芽、霍山黄芽、平陽黄湯、霍山黄大茶など