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単叢

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読み:たんそう

元は、”1本の木”という意味。単欉とも。
転じて、鳳凰単叢などの広東烏龍を指すことも多い。

チャノキは自家受粉による繁殖ができないため、茶の種から増やす実生繁殖では、交雑種のみが増えることになる。

特に香り豊かな鳳凰水仙種の場合は、芳香成分の差がはっきりと異なってしまう。
そのため、「それぞれの木の特性を活かすよう1本の木から採れた茶葉で、1ロットの茶を作っていた」というのが名前の由来である。

なお、現在では挿し木による繁殖法が広まっているため、単叢と表記されていても、厳密な意味で1本の木から作っているとは限らない。

単叢か単欉のいずれが正しいか、という論争もあった。
が、2010年の広東省の地方標準は『鳳凰単叢(欉)茶』であり、2017年の国家標準は『烏龍茶 第6部分:単叢』という表記で、いずれも木偏のないものが優先されている。

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